あるねぶのFamily Medicine留学メモ

留学で見たものをまとめました。ただのメモなので、読みにくく申し訳ありません。

第二週火曜(4月9日)

・headacheとvision change
headacheとvision changeがある例では、片頭痛っぽくても指導医は簡単な脳神経診察を行ったうえで基本的に眼科に紹介し、眼球運動や視野に異常がないかを確認してもらうとのことだった。
視野の精密検査機器(opti table?)がFamily Medicine Centerになく、残念ながら自科では実施できないとのことであった。
 
片頭痛ミミックとしてのアレルギー
季節性アレルギーは片頭痛ミミックとして重要である。
指導医は診断的にOTCの抗ヒスタミン薬を推奨していたように思う。
 
imprivataのデバイスが利用され、カードのタッチですぐにログインできるようになっている。
電子カルテの端末本体はとても小さく、CPUはIntel ATOM×5であった。
調べたところかなり非力なCPUのようだが、カルテの動作は十分早そうに思えたので、よっぽどソフトウェアが軽いのか?
OSはWindows0で、ハードはWyse3040。
おそらくどこかに中心となるコンピューターがあって、各端末上に仮想デスクトップを構成しているような状態なのだろうか。
詳しくないのでわからない。誰か教えてください。
 
・AHRQ ePSS 
日本でお世話になっている先生に教わって知っていたが、こちらでは医者のみならず学生も活用しており、レクチャーでも利用されていた。
年齢や性別などを入力すると、Agency of Healthcare Research and Qualityの推奨されるスクリーニング検査項目が一覧となって出てきて、とても便利。
 
・H. pylori検査
アメリカではH.pylori検査は胃潰瘍など有症状の人に対して行われる。
第一選択は日本のような内視鏡ではなく、採血によるHP抗体や尿素呼気試験である。
 
基本的にアメリカでは無症状の人に対してピロリ菌を検査することはない。
これはアジア人に比較してピロリ菌による胃癌リスクが低く、むしろsmoked foodによる胃癌などの方が問題であり、費用対効果が伴わないためである。
 
・Alka-Seltzer Gummie
ふつうに売ってるグミで、おそらく逆流による胸部灼熱感を、含まれているリン酸カルシウムによるph軽減で緩和するすることをねらったもの。