あるねぶのFamily Medicine留学メモ

留学で見たものをまとめました。ただのメモなので、読みにくく申し訳ありません。

第四週金曜(4月26日)

・今日のabbreviations
(わからなかったのは太字)
TEE: transesophagus echocardiography
H/H: Hemoglobin & Hematocrit
H/o: History of
DC: discharge
VSS: vital signs stable
 
RLTCS: repeat low transverse cesarean section
SVE: sterile vaginal exam
BOW: bag of waters (羊膜のこと)
Anes: anesthesia
AROM: artificial rupture of membrane
SROM: spontaneous rupture of membrane
mec: meconium (胎便)
MSAF: meconium stained amniotic fluid (羊水混濁)
BTL: bilateral tubal ligation
QBL: (QBL 845mL)
VAVD: vaccum assisited vaginal delivery
BC: TBD
 
新生児用のビタミンDドロップは、walmart等でOTCで購入可能であるが、soonercareなど一部の保険ではカバーが無い
 
・circumcision
米国では、「手術によるメリットに十分なエビデンスが無く、感染などのデメリットが上回るかもしれない」と説明した上でも、宗教的な理由などにより親が希望する場合は男児の割礼(包皮切除)が行われ、家庭医もその実施を担う。
処置具の種類によりGomco/Mogen/Plastibellの3つの方法に分けられる。
これもご多分に漏れず、すべての割礼を家庭医がやるわけではなく、施設や患者の年齢等にも応じる。
一般にもう少し年齢があがり全身麻酔が必要になったりすると、家庭医ではなく小児科医や外科医が行うことが多くなるという。
生後数日の児に対して、局所麻酔だけで割礼を行っており、かつその実施件数が少なくないのは驚きだった。
今日はGomco法による割礼を見学した。

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・最終テスト
OU-TUの学生はローテの最終日なのでテストがあった。
どういった内容を家庭医療の1ヵ月のローテで学ぶことが求められているのか知りたかったので、ぜひ僕もテストを受けたいとお願いしてみたが、だめだった。
難易度は他の科のテストと比べてもかなり高いらしい(おそらく予防から治療まで、また扱う疾患分野もとても広いためである)。
テストは100問の多選択肢を3時間のCBT形式で行われ、実施を外部業者に委託しているらしい。
学期の初めにテスト受験者をすべて登録してしまい、テストが終了してブラウザを閉じるとそれ以上問題の閲覧もできないので、登録されていない部外者は受けることも内容を知ることもできなかったというわけ。
 
・その他同級生と話した実習/テストのこと
内科は週72時間勤務(?)を8週間という最もハードな実習で、学生1人で5人ほどの患者を担当する。
産婦人科と小児科は6週間ずつであり、それぞれ3週ずつ、入院をメインで診る施設と、外来をメインで診る施設に割り当てられる。
各科では必ずCBTとOSCEがあり、CBTは多くの科で110問である(Family medicineだけ100問)
OSCEの大変さは科により異なるが、特に大変なのが神経内科。3症例をこなし、2症例は練習で1症例は評価される。
たとえば深昏睡の患者さんの神経診察を10分で行い、5分で患者の家族に説明する、という課題があるらしい。
患者は毎回プロの模擬患者なので、演技がうまくとても大変らしい。